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2020年の東京【東京タワーへの愛を拗らせる】

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今週のお題「遠くへ行きたい」

 

平成生まれの私が初めて時代を一つ跨いだ瞬間

唯一そばにいてくれた東京タワーに会いたい。

 

昨年の4月30日夜

地方在住の私は19時に仕事を終え、そのまま新幹線に飛び乗って東京へ向かいました。

 

新幹線に揺られること約3時間半

 

私が一人で東京までやってきたのは

「人生で初めて体験する『元号が変わる瞬間』を東京タワーを眺めながら過ごしてみたい」

という完全なる思いつきでした。

 

これを思いついたのはこの前日の事でした。

職場でこの話をすると

「さすがだね、やっぱり期待を裏切らないね」

と苦笑されました。

 

東京駅に着いてから日付が変わるまでまだ時間があったので

まず向かったのがとうきょうスカイツリー駅

 

これも思いつきで、東京タワーを見るんだったら

あえてその前にスカイツリーも見ておこうとただ漠然と考えて向かいました。

 

しかし私が見たい、とイメージしていたのはスカイツリーの全体図だったのですが

 

思い付きで行動したがための誤算というか、これはこれでよかったのですが

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東京スカイツリー

近すぎる、、

 

なんか思ってたのと違う。

 

まあこれはこれでよし。スカイツリーを見たことに変わりはない。

 

ちなみにこの日は雨が降っていたので、上空が少し霞んで見えます。

 

しかしその霞んだ空に浮かび上がる光。

ちょっと幻想的で綺麗かも。まあ来てよかったな

 

なんて考えながら次に向かうはいよいよ本命の芝公園

 

なんかもう移動めんどくさいなと思っちゃったのでタクシーで向かいました。

 

車窓から見える夜景がまたとても綺麗。

 

そして車は東京タワー横のホテルへ。

 

ネットで予約してあったホテルの一室。

正直こんな高級ホテル泊まるの初めてだからなんか緊張しちゃう。。

 

そしてお部屋から見える景色がこちら

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でーん

 

これこれ。私が求めてたやつ。

 

そして無事に私はnews zeroで翔くんの声を聞きながら、

しかも東京タワーを眺めながら生まれて初めて時代を一つ跨ぎました。

 

これ 何の意味があるかと聞かれるとただただ自己満足の世界なのですが

(しかも一人でめっちゃ散財してる)

 

私がなぜ東京タワーを求めていたのかというと

 

東京タワーって半世紀以上ずっと「東京」という街の変化を目の当たりにしながら

今もなおこの街を象徴する建物の一つとして時代の変化と共にそびえ立っているわけじゃないですか。

 

その東京タワーからは古めかしさは感じられず

常にその時代に合った光を放っているような気がするのです。

 

街の景色の中にひとりで立っているだけで

いつだってそこが最先端の街「東京」なんだと教えてくれる

 

新しい時代がやってきたんだと実感するには

この目で東京タワーを見るのが一番だと思いました。

 

そんなこんなで迎えた5月1日

私はホテルの窓から景色を眺めながら

「来年の同じ日にまた必ずここに来よう」と心に決めたのでした。

 

まあこのご時世なのでそんな決心も叶わなかったのですが。

 

今になって気づくのですが、東京タワーはわりと当たり前のように映画やドラマ・アニメの背景に登場するんですよね。

 

最近観たものだと92年に放映された名作アニメ「美少女戦士セーラームーン

セーラームーンに関しては前回・前々回の記事で無駄に熱く語っておりますのでよろしければご一読ください)

 

結構な頻度で背景に登場する東京タワー。

 

前回の記事でも書きましたがこのアニメは90年代の港区が舞台なだけあって

ちょっと緊迫感のあるシーンなどは特にバックの夜景がとても綺麗です。

 

東京タワーをはじめ、実際の街並みをモデルに描写されているのでアニメといえどリアリティーがありますね。

 

そしてこちらもド定番ですが東京タワーといえば

ドラマ「東京ラブストーリー」。

 

最近91年に放映された織田裕二さん主演バージョンを一気見して

FODで配信中の2020年版東京ラブストーリーも途中まで観ております。

 

両作ともこれでもか!という程存在感を放っている東京タワー。

 

91年版を観たときは良い意味でレトロ感を醸し出しているのですが、

これが現代版だと驚くほど「現代的な東京」の象徴となっているのが印象的。

 

この2つの作品を見比べたときに様々なジェネレーションギャップが感じられるのですが、

正直私が最も印象に残ったのはそこでした。

 

実は6、7年前に2年間だけ東京に住んでいた私。

当時は東京があまり好きになれませんでした。

 

ただ、当時初めて行った東京タワーから観た景色だけは本当に胸が熱くなりました。

 

好きじゃなかった東京

でも東京の景色ってこんなに綺麗な表情なんだなとその時感じました。

 

その後田舎に戻ってきて5年以上経ちますが

 

あの時もっとたくさん楽しんでおけばよかったななんて思うのです。

 

だから私は今でも時々思い立って東京へ向かうのですが

住んでいた時には発見できなかった大好きな場所がたくさんできました。

 

初めて東京タワーへ行った日はまさか自分が自ら求めてこの場所に一人で来るなんて思ってもみなかったのですが。

 

私にとって「今」を感じさせてくれる東京タワー。

 

きっと今東京は、私の知っている活気溢れる街ではないんだろうなー。

 

元気になったらまた会いに行くね。

と田舎から一人思い馳せながら待つ日々です。

 

ご覧頂きありがとうございました。

 

#遠くへ行きたい #東京タワー